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2010/03/18

青少年育成条例改正案について・その2

青少年育成条例改正案について考える@莉央・法子・美千代 引き続き東京都議会の総務委員会に、
 作家や業界に知らされること無く突然提出された
 「青少年健全育成条例・改正案」(第30号議案)の話―

 漫画の案件なので趣味でやらせて頂いてます
 漫画の方のサイトなどで記事を書きました。
 本来児童ポルノ規制の筈が、
 漫画や二次元創作についての、
 表現というか言論統制の問題になっちゃいましたね。

関連記事1 ■関連記事2 ■関連記事3 ■まとめサイト ■対策サイト
漫画家の都庁反対集会発言 ■ちばてつや先生BLOG

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民主党の関係に16日以降、急激に反対陳情の投書やメールが増えたそうです。
明(19)日、民主・共産・生活者ネットの8議員さんが、自民・公明の6議員さん相手に
「継続審議」動議を提出して採決は見送りになるような報道がありました。

まだどうなるか予断は許せませんけれど。
国政でも似たような動きはずっとありますし。

でも今回、知らなかったらどうなっていたんでしょうか。
もしちば先生らが呼びかけや集会を行ってくれていなかったら・・

以下、その他個人的な考えをちょっと付記しました。

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まず、児童ポルノの話について。

私個人、子供がいて、過去にある事件に遭遇したことがあります。
上はお姉さん、下は弟の二人を連れて、夏のある日、大きな水場のある公園に行きました。
小さな子供がたくさん、水着だけでなく裸でキャーキャー楽しそうに水遊びをしています。
と、そこでビデオカメラで撮影しているお兄さんがいました。
でも、妙に子供から離れて、しかも特定のお子さんを撮っていないんですね。
それで、「失礼ですが、どなたか子供さんの親族の方ですか?」と尋ねました。
いいえ、とやっと固い返事が返って来たので、特定の子を撮っていませんね?と詰め寄りました。
それ以上あれこれ言う間もなく、お兄さんは鞄にビデオとテープを詰め込み始めました。
管理課さんがすぐ近くにあったので、そのことを告げている間に、お兄さんの姿はなくなりました。
ああ、テープ没収しておけば!と思ったりしましたが、後の祭り・・
直後に奥さんが危険だからそういうことは二度とするなと激昂して大喧嘩になったため、
その後の事態への対処はうやむやになってしまいましたが、忘れられない経験でした。

ユニセフで訴えられている世界各国での児童ものポルノは
実際の児童がその対象になっている以上、その根絶を叫ぶのに反対する理由はありません。

個人的に、この考えは経験を別にしても憂慮することが多いので、賛同はしています。
つまり、こどもを性商品にしてはいかん、という考えの部分。

次に、今回の「青少年育成条例」の改正案の、七条に付記される予定だった項目。

【ニ 年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は
音声による描写から十八歳未満と表現されていると認識されているもの
(以下、「非実在青少年」という。)を相手方とする又は非実在青少年による性交又は
性交類似行為に係る非実在青少年の姿態を視覚により認識できる方法でみだりに性的対象として
肯定的に描写することにより、青少年の性に対する健全な判断能力の形成を阻害し、
青少年の健全な成長を阻害するおそれのあるもの】


―を、規制の対象として新たに加える、というものです。

これについては、まず「児童」定義(13歳未満)から外れているので児童ポルノのことじゃない。
それから、架空の人物が性行為をしているものを見てはいけない、と言っていますので、
実在の人間を対象にした直接的な被害者はいません。
ここで言うこの規制の対象になる人は、現実に何かしたわけではありません。
痴漢をしてはいけない、というのとは違って、随分具体的でないにも関わらず、
そのくせ、明らかに特定の、漫画やアニメを見る人を指しているのは明らかです。

性癖、というのは個人で万別のものですし、それを咎める気はありません。
先の水遊び場の体験のときはそれでも、子供のプライバシー侵害なんてもんじゃありませんので、
さすがに声をかけましたが。今ですとネットにそんなもん出されたらたまりませんし。

でも、そういう性癖をじゃあどこで満たせばいいか、というときに
ただ規制していては何の解決にもならない、という意見もきっとあるでしょう。
気味悪い、という理由で社会的に排除していけばいいかというと、そうでないのは
痴漢だの風俗だのがなくならないのと同じじゃないかと思いますし・・。

子を持つ親の身ですと、児童ポルノ商品はナンセンスです。
その規制については、子を持たなくても、元から私はどうしても眉をひそめる性質でした。
それについては規制案に賛成である部分は大いにあります。

ですが、じゃあ架空の人物によるものはどうか、とか
絵やセル画やCGで描いてあるもの、それらの動画はどうか、とか、
それこそアダルトビデオの出演者が18歳未満に見えるから、と指摘された場合とか、
そういうものを「法律違反」と一刀に斬ってしまうのは極端過ぎないか。
それが性犯罪に繋がらなくなる具体的に有効な手段なのか、
それが健全な青少年を健全な性的興味に導く手法になるのか、
(健全な性的興味って何ですかね?)
それらをはっきり具体的な数字や事例で証明できる人はいません。

性癖が万別だからであり、性的興味は何人にもあるからです。
それは不可能です。

そこへ持って来て、大上段に「非実在青少年」の性行為やその誘発に当たると見なされるから、と
殆どの漫画やアニメ番組の主人公が18歳未満であるのを知っていながら規制しようという。
どう考えても何かを根絶やしにしようという意図が見えます。
一部の成人向けのゲームや漫画、同人誌に限らず、少女漫画や、その項目に該当する普通の作品、
それこそ過去の有名作家さんの名作や良作までも。
その後の作家は悩んで描けなくなるでしょうし、出版社はお上に一々お伺いを立てるでしょう。

極論を言うと、「軍隊を持たない」と憲法で規定しているので「自衛隊」と名乗って、
先制攻撃をしないだけで世界で第二位の防衛予算のある組織を持っているのと同じです。
そんな都合の良さには頭の回るお上によれば、解釈のしようがいくらでもできる条文です。

セーラー服を着ている女優さんのAVはダメです。それが二次元でもダメです。
学生カバンを持っているのはダメです。
背景に学校が映っているのも駄目です。
実際に性行為をしてなくても、それを誘発する可能性のあるものもダメです。
類似行為ってどこまで言うか分かりませんが、韓国で規制されているキスの映像や画より
もっと拡大解釈できそうです。

例えば、サクランボやバナナを食べている未成年の絵はダメです(笑)
公演の水飲み場で蛇口に口を近付ける未成年の画もダメ。
パンツが見えるのはダメ。スカートがめくれるのはダメ。
濡れた水着はダメ。水着自体もダメ。体操服駄目。ランドセル駄目。
学校の先生が生徒指導室で女生徒と二人きりになり、
その制服から出たひざや太ももや二の腕やうなじや鎖骨を見る画は全部ダメです。

なんですかこれ(笑)

性的刺激を与えうるので、それらは全て規制対象になります。
当然、親の監視や保護下でも駄目です。見せてはいけません。
保護者もそれらを青少年から遠ざけなければいけません。
そういうものを扱うお店は未成年かどうかの厳しいチェックをしないとなりません。
チェック不能な書店などは、それらを許可がないと閲覧や購入ができない棚に入れるか、
そういうシステムをつくり、社員教育をしないとなりません。

性的暴力を受けて、心に大きな傷を負った女性の話を描こうとします。
当然、「検閲」が入ります。
例えその描写だけが目的でなくても、そのシーンは描けません。
否、拡大解釈すれば台詞に入れるのもダメです。
そういう話を描くこと、企画すること自体もダメです!

昨日の東京新聞に、竹宮恵子先生が談話を載せてらっしゃいました。
レイプや近親相姦の出て来る『風と木の詩』の作品にも触れ、
それが明らかに上記の条例に照らせば発禁本に該当すること、
しかし物語の本質はそれだけには当たらない筈だと仰られてました。
また、性的な被害に遭われた女性が、竹宮先生の作品で立ち直るきっかけになったことも。

大人になるのには、大人から遠ざけられた環境ではなりえない。
人の本質的な成長は、何も「見ないで」育つことではない、とも。

永井豪先生も反対発起集会に出ておられましたが、私も『ハレンチ学園』読んでました。
少年誌に載ってましたから、親だってまさかと思っていたでしょう。
読んで興奮もしましたけれど、そういう類の本や漫画ばかり読むようになったかというと
そうではないし、むしろそうでないものや漫画でない本を読む方が多くなりました。
印象は残っていますが、じゃあ強姦魔になったかというと、なっていません。
(確かに多少スケベではありますけれど(笑))

そういうものは子供なり青少年の情報選択の能力を養うのが先であり、
本来、社会や本人の自浄作用に負うべきことがらなのではないでしょうか。

勿論、親や家庭環境のあり方もあると思います。
でも親も困ってますよね。不況とかで。
みんな自分のことで精一杯。

そんな折に、架空の妄想に浸るのもどうも許せないようです。


毎年二回開かれるコミケには、男性向けのそういう本や、女性向けのそういう本が多いです。
二次創作と言う、商業作品のキャラクターのそういう性行為本が賑わいます。
そこから、プロの作家さんがかなり出ています。

私はそういうものは好きでないので、わざわざ買いに行ったりしませんが、
結構目にしています。パソコンにだって画像が入っています。
目的はどちらかと言うと参考目的ですが、必ずしもそうでない部分もあるので、
立派な規制対象者ですね(笑)

根っこで沢山あるだろう漫画本や画像や動画を、倫理委員会と称してもし立ち上げたら、
この総務委員会の方々はそれらを全部検閲するつもりなんでしょうか。
たいへんですね。
たいへんだからきっとしないで、ある作品や出版社やメーカーを無作為に抽出しては、
きっと見せしめに槍玉に挙げるでしょう。
その方が規制には一番です。


ただの恐怖政治ですね。


徴兵制だのニートや不登校は自衛隊に入れろだの、集団農場に入れて働かせろだの、
そんなことを言っている国会議員さんもいる。
そういう人に投票している人がい~っぱいいる。
経済的に困窮してくると裕福な者たちや権限のある地位に就いている者だけで、
それ以外の本当の困窮者や悩める人、病める人、傷ついている者を一網打尽にしようと、
一部の人が自分の幸せのために、自身に見えない(それこそ架空の)国民は放置しています。
隣の県民のことは知ったことかです。

まるで第一次大戦で敗れて疲弊した国内で台頭してきた、ドイツのナチスと同じじゃないですか。
労働者階級の団結だった筈が、その後、どうなりましたか。
ユダヤ人が財産を貯めこんでいるから自分たちが貧しいんだと触れ回って敵視し、
結果世界的に悲惨な結末を招くことになりました。
中東やイスラエルの問題も、それが全く関係ないとは言い切れません。

何の解決にもならない。

国を愛するように仕向けたいなら、国が報いて、応じないといけないんじゃないんですかね。

そんなものを期待できないから、作家は風刺を描いたり、
人々に安らぎや楽しみを与えるものをつくろうとする。

それも規制しようとするなんて、言語道断ですね。
モノを買いましょう、と言いながら、いかんものが売れると大騒ぎ。
自分で自分の首を絞めているんですが、自分は国や自治体のお給金で生きてますから、
ぜんぜん気付きません。


・・と、ちょっと脱線した感がありますね・・


うん、きっと考え過ぎです。


これからは規制されない人畜無害な、面白くもなんともないものを描いて、
ナントカ省とかナントカ庁とかの推薦や、ナントカ文化賞でも貰えるものを
描けるように努力したいと・・

思いませんよ。

そんな目標、持ってませんので。


そんなこと考えて描いてる作家さんなんて、いませんでしょ。
[Comic] -Comics-

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