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2010/04/03

「巧術」展&【アートフェア東京】

aft.gif 「アートフェア東京」(AFT)と「巧術」展を観て来ました。

 ■「アートフェア東京」
  東京国際フォーラム  4/2~4
 ■「巧術」展 (主催:レントゲンヴェルケ
  青山スパイラルガーデン 4/2~7


spiral2010koujyutu.jpg AFTは塩谷亮さん目当てのみ。
 良く見に行く画廊さんもありましたが
 他に知った作家さんがいませんし、
 現代アート目的で陶器や古美術は疎いため(笑)、
 あまり期待していなかったのですけれど、
 池永康晟さんという作家さんを拝見できて
 ちょっと得をしました。

 「巧術」は諏訪敦さん目当てだったのですが、
 順序でこちらを「トリ」に回して成功?でした。

 塩谷さんも諏訪さんも凄かったです・・
 作品の底無しの力に感嘆、感激するばかり。
 むしろ打撃を受け過ぎて虚脱感が・・(笑) 



(その他の感想や駄文は以下、夜桜写真付で―)

sakura20100402 塩谷さんの150号は凄まじかったです。
 私が行ったときはこの2m×3mほどの
 この作品を除いて、全て売約済みでした。
 (値段ですか?私なんぞが買える代物じゃありません(笑))

 それから、非常にヒントを貰えたというか勉強になった、
 「アートコレクター」の表紙にもなっている池永さんの作品。
 もりもとギャラリー秋華洞の方に丁寧にお話を伺えました。
 ありがとうございました。
 麻を染めて、そこに岩絵具とニカワで塗るそうです。
 線画のタッチがいいです・・日本画の可能性って
 こういう部分にあったのかと新たに感じました。
 コチラに作品の一部とインタビューが載っています。

 残念ながら(お金持ちだったとしても)
 皆殆ど売約済みでした。


sakura20100402 それから凄かったのが諏訪さん・・
 いえ、諏訪先生。
 長谷川美術館で遭って以来、質感を見たくて
 至近距離で見られないか苛々していたのですが
 もう何と言っていいか・・
 骨格をモチーフにした「きりん」も凄かったですが、
 裸婦のあの肌や髪の質感と言ったら・・
 どうやって描かれてるのか拝みたいです。

 塩谷さんも諏訪さんもいずれも作家独自の
 独特の技法があるのかと思いますが、
 とても油とは思えない艶彩な透明感・・

 いずれもお客さんが皆釘付け状態でした。
 まあ当然ですね!
 (何故か関係ないのに勝ち誇る自分)


その他、AFTではピカソやマティスのリトグラフも拝見できました(笑)
以前お話を伺えたディレクターさんに挨拶されたり、無視されたり(笑)
(これだけちょろちょろ現れると目立つ自分、そろそろ感づかれてるっぽいですね・・)
カタログもありましたが、1600円もするそれ買ってどうするんだろうとちょっと思ったり・・(笑)
バイヤーさんやコレクターさん以外にも、一般のお客さんも結構いらっしゃいました。
塩谷さんの作品見て「まぁ、写真かしら!?」って叫ばれると微笑ましいです。


で、現代アートの方面ですが・・

あ、またこの路線か(笑)、という作品も結構ありました。
誰かが売れたりするとその路線に沿う、という向きもあるでしょうから、当然かと思いますけれど、
連続した模様系や(例示しませんけれどアレですアレ。どなたが発祥かはわかりませんが)、
ファンタジーなアーティスティック系(アレです)が増えている気がします。
(こういうことも色々見てきたお陰で、何となく感じたりできたのかも知れません)

「巧術」の方で見た山本タカトさんなど、
他にもアマプロ問わず、同じよ~な画風の方、いっぱいいらっしゃいますよね・・・
山本さんをご存知の方は別にして、同じような絵をネットやイベントでよく目にします。
その方々は気付いていてそうなのか、山本さんをお好きだからそうしてるのか分かりませんが、
今からこの作風を目指す場合は、どうしても山本さんの後追いになることは理解すべきかと思います。
(気になる方はコチラでご参照ください)

それから、昨年辺りからこういう画廊集合イベントを拝見して来ましたところ、
今回のAFTに関してもですが、全くの抽象画というものが少なくなって来たように感じます。
画廊さんは売れるものを出しますので、売れる売れないの話でどうなのか・・は推し量るだけですが、
お客様には分かりやすい方が好まれつつあるんでしょうか・・?
若い方(お客というより作家志望さんでしょう)が精密な作品やリアルな画を
じっと睨んでる姿も結構目にしました。

また、最近似たような人物画の方も気のせいか増えたように感じました。
(これも分かりやすいからでしょうか?)
イラストの関係でも同様ですが、構図まで似てたりすると、え~・・とか思います。
油だったりしますとデッサン力以上に体力的に難しい部分もあると思うのですが、
人物は難しいですよね。
自分が言うのも変ですけれど(笑)

ちょっと脱線しますが、「イラスト」というものの話ですけれど、
種明かしを知っている身としては、CGは鼻で笑われたりするんじゃないかと
他人事ながら不安に思うことはあります(笑)
トレースしたものを塗っただけでは、絵としての作品にならないような・・
そういう意味でアナログの大きな絵画作品はやっぱり存在感が違います。

過日、原宿のギャラリーで芸大のデザイン科の学生さんの展示を見たのですけれど、
浮世絵タッチの方の巧さにちょっと舌をまいたのを思い出しました。
狙ってできることじゃないものって、根底にある実力がぜんぜん違うものですので・・

まあ、本質で売れる売れないの問題が最後は出てきますけれど、
それなりのものは、それなりにしか売れないんだな、と認識させられると、
笑いながらもその実、自分に置き換えると頭を抱えたりしちゃうもので・・(苦笑;)

故に、「巧術」展の方はさすがに凄かったです。
思いついても具現化することの困難な作品に満ちていました。
(故に、インスタレーションや具象でない、絵画の諏訪さんがいかに凄いか分かりますが・・)

あとは個人的な話ですが・・

池永さんのプロフィールをギャラリーの方に伺ったとき、独学とお聞きして、
美学校に進め(ま)なかった自分としては少し嬉しい希望?が垣間見えた気がしました。

しかし一方で池永さんや諏訪先生と××が××な自分としては(伏字ですみません;笑)、
特に諏訪先生には、ああもう逆立ちしても絶対に勝てることはこの先ないだろうと思い、
ちょっとスパイラルを出てから座り込んでしまいました・・

まあまだ努力とか修練の過程で自分はぜんぜん十八歳の学生さん以下なのですが、
何と言うか、必殺ショットで意気揚々とプロの大挙するツアーに出たら
世界ランキング1位レベルの選手にこてんぱんにやられてまるきり通用しないことを痛感したような・・
(いや、自分そんな舞台には出てませんし出られませんけれど!)

いずれもがごっちゃになった複雑な、いい気持ちやら頭を殴られてふさぐような気持ちやらで・・
重い足のまま夜桜で癒されて来ました。

某ギャラリーさんに出す予定の大きな作品たちが皆1年以上かかってまだ完成しません。
今年中まだかかると思いますが・・まあ焦って失敗こいても仕様がないので、
急ぎつつ頑張ります。
[ART] -絵・アート-

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