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2009/09/19

【アート】「わの会」:一点にかける手間

 
「わの会」~(福田様) 
 
 「わの会」~わたくし美術館の会
 第5回コレクション展にお邪魔して来ました。

 コレクターさんによる収集美術品・絵画の展示会です。

 (写真は福田豊万氏コレクションのものです)

 こういう美術の姿もあるのだなぁ、と。
 それから、ちょっと作家の先生とお話して、
 色々伺って勉強してきました。


「わの会」~(福田様)
 他にかなりの数の絵画(主に油彩)があり、会場狭しと
 けっこうなボリュームなのですが、極一部ですみません。

 カタログを見ると岸田劉生氏のエッチングもあったりと、
 かなり高名な方の作品も展示されており、正直びっくり。
 そういう作品を画商で買い求めたりされる方のコメントを
 読ませて頂いたりしました。

 ちなみにお誘いくださった福田様は村上隆氏のフィギュアなどの
 一部のコレクションなどもされ、一方で、無名の作家さんの
 小品やポストカードを、サイン付きで求められていらっしゃいます。
 サインに価値がある、というのは初めて伺いました。
 (私も過日、サインさせて頂きました(笑))



こういう収集家の方々がいらっしゃることが、
アートシーンの(この言い方はあまり好きではありませんが)
一役を駆われているのも事実だと改めて認知させて頂きました。

ありがたいことです。
(私は貧しいので中々手が出せませんで残念なのですが・・)

「わの会」~(櫨川様)
 それから、当日在廊されていた方と色々お話をさせて頂きました。

 コレクターでなく、テキスタイル作品をご出展されてました、
 櫨川公子様(はせがわ:正確にはハゼカワ、とお読みするそうです)。

 繭から糸を紡いでそれを織り、編み込んだ布に、石をあしらえた、
 趣のある作品でした。

 「額を含めたデザインをイメージして糸を紡ぐ」という、
 根気とその過程や楽しさ、
 「日本の繭(絹)はモノがいい」という、
 素人には実感できない(笑)お話や
 「石に表情がある」という言葉もたいへん興味深かったです。
 (私も個人的に石って好きですので)

 お話を聞くまではその作品の大変な労力が分かりませんでした。




「わの会」~(櫨川様)
 その場で作業してらっしゃったのが、植物の繊維からつくった糸。
 色々見せて頂いて、解説を伺いました。
 蓮の茎から抽出した繊維糸で、
 これを同じく蓮の葉で染めた「糸」や布、綿などを見せて頂きました。

 やはり機織もご自宅に工芸用タイプをお持ちだそうです。
 とにかく細かい。
 なんとも言えない自然で、素朴で、手仕事!というお話の色々に
 たいへん感じ入り、つい長いこと色々と伺ってしまいました。

 テクスチャなり、キャンバスなりって気になるものです。
 さすがに繊維や布は私の描く物には向かないので残念ですけれど、
 こういう交流の場で、何かしらヒントを頂けることもあります。
 また、こうした伝統的な「手作業」「手工業」が、
 アートとは描くもの、見せるものだけではない、とちょっと思ったり・・。


櫨川先生、ありがとうございました。

以前押し花や押し木葉で絵画を作られている先生とイベント会場で
お会いしたことがありましたが、
それはそれは素晴らしい風合いで、その細工と根気に驚き、
あまりの見事さゆえに、欲しくなったのを覚えております。
やっぱり一朝一夕には感心される(そして飾りたくなる)作品って、
できないものです。

この辺がPCで描くCG(コンピューターグラフィック)絵が、
芸術(アート)として価値を確立できない理由の一端かも知れません。
同じmanufactured(マニュファクチャード:製造品)ではありますが、
テクノロジー(技術)の浸透性など、希少性に起因しているのかも。
その人しかできない、というのが手製品・手作品の価値あるところですね。

同じ絵でしたら、題材もありますが、やはり画材などの
一点重視がアートなのだというのを改めて痛感した日でした。


「わの会」第5回コレクション展会(開催中)
■2009年9月13日(日)~9月25日(金)
■11時~17時(会期中無休)入場無料
■会場:ギャラリーKANI
 東京都中野区野方4-32-5 TEL03‐5380‐6677




ボード
 近所で出物があって、展示用の大きなフレームなどを仕入れました。

 実は大きな額があって狙っていたのですが、
 行きがけにはあったのに、帰りには売れてしまって、無い・・!
 持って歩けないからと急いで帰ったのに悔しい!
 売約して取っておいてもらえば良かった~・・!

 今日はこれだけが残念!!




[ART] -絵・アート-