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2008/03/05

【アメリカンギャングスター】&ネットのコメントについて

080303gf

さすがに謹賀新年のTOPもまずいので (遅・・(苦笑;)
変えました。TOP。
残念ながら失敗作になってしまったので、
(一度描き直したんですが)
数日で変更すると思います・・

***

【アメリカン・ギャングスター】

先日、「アメリカン・ギャングスター」を観て来ました。
ちょっと時間的に長いので、なかなか時間が合わず(取れず)、
劇場が縮小され始めて、やっと・・
空いてるかと思ったのですが、意外や満席でした。
(入れ替え制の小さい劇場でしたので)


デンゼル・ワシントンもいいですが、
ラッセル・クロウは好きな役者さんなので、満足です。
リドリー・スコット監督は正義の映画ですねぇ・・
最後の方は、まだあるの?という感じで。
時間はちっとも長く感じませんでした。
それにしてもラストまで全然絡みがないとは・・

クロウ演じるリッチー・ロバーツ刑事の考え方には、ホントに共感しつつも、
それを貫くのはリスクばかりで利益はないだろうなぁ、と、
つくづく考えさせられました。
同じく、ワシントン演じる、フランク・ルーカスの方も・・・
ベトナム戦争当時でもありますし、時代背景だったんでしょう。
ハーレムのアフリカ系の方の矛盾。
貧困と、しかしその貧困ゆえに麻薬でのし上がる者、
金を求めて汚職にまみれる警察体制・・
難しくも、しかし普遍のテーマです。

映画の内容は事実に基づいて、ある新聞の記事(コラム)から
起こした脚本らしいので、全体的に実に淡々としています。
そのせいか、事実はどうなのか分からない部分については、
あまり脚色を施さなかったのか、
「この後はどうなったんだろう?」というシーンも結構あって、
少し気になりました。
「ゴッドファーザー」のようにうわーきたー、みたいな展開はありません。
しかし、画面にも役者にも終始、ずっと緊張感があって、
まったく長く感じませんでした。
音楽についても、
私は60~70年代HIPHOP系などは詳しくないのですが、
聴き覚えのある曲もあり、かなり選曲も吟味もされているようで、
専門の方でしたら相当薀蓄傾けてもらえるのではないかと思います。

それにしても、凄いのは美術。
かなり引いた画なのに、'60年代後半から'70年代初頭のニューヨークや
ハーレムの街頭が出て来ます。
CGなんかじゃなく、ロケセットですからね!
路肩に停めた車が当時の車やバス、着ているもの・・
近距離のカメラフレームならわかりますが、かなり引いているカットもあって、
本当に凄いです
「グラディエーター」などと同じ美術担当さんというのもちょっと意外な感じです。

ある映画欄(サイト)のコメントに、
アクションシーンが全然なくて期待外れ、というのがありましたが、
リドリー・スコットの社会派系の映画ですからね。
アクション映画とは一言も断ってないし、
予告にもそんなカットは殆どありませんでしたので、
まぁ申し訳ありませんが他をあたってください、という感じでしょうか(笑)
長くてお尻が・・というコメントもありましたが、
私には全くそんな気分はありませんでした。

日本人には麻薬はああも身近にはありませんが、
貧しいことで悪に走り、家族を裕福に導いた(そして破滅した)者と、
貧しく家族と離れても、法律と仕事に、そして正義に生きた者。
この対比が良かったです。
最後は2人があることで共闘し、そして事実の世界では、
その後検事から弁護士になったロバーツの最初の依頼人が、
出所したフランク・ルーカスだったそうです。
この辺も余韻を残しました。

自分は貧しくてもどうしても我を通すだろうなぁ・・
家族のために良かれと思ってすることも、間違っていたら意味がない。
でもそうせざるをえなかった・・・
本当に共感多い映画でした。


***

<ネットのコメントについて>

P氏がネットでのコメントについての意見を書いてましたが、
ちょっと別に・・

ネットで他人を誹謗したりするのはもってのほかですが。
それが知らない人だろうが知人だろうが、
それを読むのは書いた人さえ知らない、不特定多数の人です。

だから、そうしたコメントだけでなく、
作品の批評についても、十分配慮をして欲しいと思います。
言葉を選んで欲しい。
吟味しろ、とは言いませんが、考えてから投稿して欲しいです。
自分の一時的な感情と違う意思や印象を、
まったく見もしない人に与えてしまいます。


私は訳知り顔でコメントする読者や視聴者がキライです。
不勉強は仕方ないにしても、敬意が感じられない。
どれほどの労力が、芸や作品に込められているか知りもしない。
知ろうとさえしない。
そして、1行のコメントで芸人や作家を殺そうと企む。
もって最低です。

例えば、映画の批評ですが、
私は映画の検索サイトなどにある、匿名の方のコメントを読みません。
(特に、よろしくないコメントを)
批判的なコメントを読むと、観に行く気が失せてしまうからです。
あまりに面白くない大金をかけた映画でも、つまらなかったらツマラナイで、
わざわざ冒涜めいたコメントを書く必要はない。
なぜかって?
それを読んでる人が映画を見なくなります。
映画全体がさびれていきます。
そうしていると、いずれ映画自体が衰退して、
映画ファンを自称している、自分、つまりアナタ自身が、
やがて観たい映画を観られなくなるのですよ?

なぜ、批判するのですか。
つまらない原因を、もう少し考えなさい。
アナタがツマラナイ、というから、より多くの人気のある(と思われる)人が出る、
宣伝費だけ高騰して、チケットを団体に買ってもらって、お金だけ使っただけの、
内容のないツマラナイ映画ばかりにいずれなってしまうのですよ。
それを、自分はコメンテーターだとでも言いた気に、
さも映画をたくさん観て、何でも知っているように書き殴り、
折角映画鑑賞に向いているお客の気分をぶち壊してしまっているのがわかっていない。

映画に限ったことではありません。

これを言ってしまってはミもフタもないのですが、
批評や批判をする、その方は、では自分で作品を作れるのでしょうか。
作れもしないクセに評価する。
いえ、ユーザー側として、面白かったか否かの感想を言うのは当然。
クチコミも大きな価値になる時代、感想は表立ってして結構です。
ただ、言葉はどうか選んで欲しい。
ダメでも結構、ダメな原因はきっと作った側も分かっているでしょう。
だから、もしその作品なり作家なりに期待を裏切られたのなら、
一つには、次回へ期待できるような表記を的確にして欲しい。
(それもないのなら、放っておけばいいのです。
 客が寄らないモノなら、所詮ツマラナイ作品なのは自明なのですから)

そして、もう一つ。
的確、と書きましたが、つまりは勉強して欲しいと思うのです。
例えば、その映画なりに原作があれば、原作と違うのか否か、や、
同様のジャンルの作品があれば、他の(同列)作品と何が違うのか。
多くの良作の「良さ」を知っていれば、何が良いのか、欠けていたのかなどが分かります。

自己満足のための評価はやめてほしい。
自分を楽しませるためだけの作品を望んでいるなら、
それを捜すのに自身の時間を割けばいい。
他人にまで、アナタの価値観や趣味を押し付けないでください。
それを読んだり聞いたり、目にした他の人が、不快な思いをする言葉を、
文章などという「目に見えて」「力を持った」カタチにしないで欲しい。
たとえ、作品でないにしろ、
それは表現というカタチを取っている以上、表現する文化の一部だと自覚して欲しいです。

以前どこかで述べたかもしれませんが、
映画なりでも何についてでも、作られたものについて、私は
「ダメ」「キライ」「ツマラナイ」「マズイ」などしか言わない方が好きではありません。
そういう人に限って、自分や周囲の者の作品にはいいことしか言わない。
同列でないと思っているのかも知れません。
そのような方と一度、ある映画のことについて感想を言い合っていて、
(私の好きな作品のことがボロクソに言われたので(笑))
途中で議論がイヤになって仕方なく折れたことがあります。
コチラが何かを言うと水掛け論的に悪口が増えていくばかりなので、
もうそれ以上何かを言うと自分がその作品をキライになってしまう、と
思ったからです。
元々、その映画の好きな(楽しみに観ている)部分が違うので、
それは仕方ないかな、とは思うのですが・・
でも他の方がそれを聞いたり読んだら、やっぱり楽しみが削げるし、
観に行ってない人も行く気がなくなるし、そして、観てもいない人まで、
「あの映画、面白くないらしいよ」とクチコミしてしまう可能性があります。
だから、その方とはもう(映画のことだけでなく)あまり話したくありません。

その議論になった映画については、私は今も気に入っていて、
何度かリプレイしています。
また、そのときによって、色々異なった感想などを抱いたりしています。
そう、感想は人によってもですが、時間によっても変わることもある。
観た当時の感想と、何年、何十年かした後に観た感想は、
人の成長やそのときの気持ちなどで変わることもあると思うのです。

それを、一度「面白くない」と言ってしまうと、
なぜか言った人は(そう言ってしまった)感想を撤回できなくなる。
作品に対する好意的な意見に対しても、そうでない、と言い続けないとならない。
これは本人にとってもマイナスだと思うのです。
映画を良いか悪いか、面白いか面白くないか、で斬り、
断言してランク付けしたり・・・
そんなことをしていると、他の作品をその人に勧めにくくなります。
もし、その人に(映画でなくとも何がしかの)自分のつくった作品を見せようと思ったら、
まず最初にその人とトモダチになろうと考えるでしょう。
つまり、友好的な意見を引き出そうとして、作品でなく、
人間的な付き合いを優先しようとする。
これは価値判断が歪む、良くない傾向だと思います。
本人だけでなく、周囲にも良くない。

だから、私は他人の作品はどこが良いかだけしか言いません。
励みになって創作が続けば、良い所が伸びるかも知れないから。
悪いところを直すのも必要ですが、その前にやることは次を創ること。
一つの悪い意見で、創作意欲が削がれては元も子もありません。
同じく、第三者の作品や、巷でやってる映画や展覧会などでは、
良いところを共有して、参考にするよう勧め合います。
もし、否定的な言いたいことがあれば、それは、
自身の近しい方とだけ、オフレコで言うべきだと思います。
公に言うことではない。

一度、「ダメ」「ワルイ」を口にしてしまうと、
それを言い続けないとならなくなってしまう。
言われた方も意見できなくなる。
言った人に対して、貝のように口を閉ざすでしょう。
同じ行動をすることも、それこそ創作もできなくなる・・
(子供があるとき、親に急に自身の話をしなくなったりするのも、
 それが原因の一つにあるのじゃないかな、と思います)
負の連鎖でしょうか。
否定した発言をした側は、否定した以上、否定を肯定するために
色んな論理武装をし始めてしまいます。
むしろ、ここのこういうところはイイ、とか、好き、とか、言うと、
その方がお互いに発展的なものの見方、創る姿勢が見えてくる。
食べ物での偏食と似ています。
一度キライ、と言ってしまったために、美味しいものを食べる機会を失うかも知れない。
何年か後では自身の感覚や嗜好が違ってきているかも知れない。
そういうときに、わざわざ自分の楽しみや可能性を封じてしまい、
新しい発見や感激や味覚に出会う瞬間を逃してしまうかも知れない。
そんなの、もったいないじゃありませんか。

同じく、作品だけでなく、人に対しても、
否定的な意見は言わない方がいいでしょうね。
自身の未熟を棚に上げて、吸収できることや成長することに、
自分自身でブレーキをかけてしまうことになる。
経験はより良い、プラスの価値方向に働かさせねばなりません。

まぁ、などと言っているくせに、その傍から、
私もあの人はキライ、と言ってるようなものですね・・・
自身の未熟を省みないのは良くありません。


話戻って・・・
また、余談なのですが。
私も以前映画を撮ったりしてたことがあります。
随分昔ですが、学生のときに、作品(16mm)を作って上映会に友人を招待しました。
実はちょっと出演もしているのですが、担当は製作。
パンフレットにもクレジットにも名前があります。
観終わってから、その友人の感想にずっこけてしまいました。
「あんな上手な映画に出ていたなんて、スゴイね!」
イヤ、出ていたのは確かですが・・台詞ないし・・
それ以前に、映画自体つくったの、自分なんだけど・・
(確かにカントクじゃないでしたけどね)
まぁ、役職がよくわからない、というのもあったかもですが、
なんだかその友人とは言葉が詰まって(笑)話が途切れてしまいました・・

あまりここで話題にしているコメントの話とは関係ないですけどね。
でも、その友人は映画を良く見ている人の筈なのに、
ふだん何を観ているんだろう?と疑ってしまいました(笑)

それから、これも自分の話で、最近のことなんですが・・
ある描いたものに対してもらったコメントに、「力作」というのがありました。
まぁ、確かに力作・・だったかなぁ、とは思ったのですが。
でも、力作・・・って?と、ひっかかってしまいました。
力作は、例えば目上の方が評価するときの言葉ではないでしょうか。
実力的に、技術や経歴が上の方の場合。
学校の先生などが、子供の絵を評価するなら、許せます。
(でも、親に言われても何だかカチン、と来ませんか・・? 私はきます(笑))

で、このコメントされた方は、絵なんか描けない、描かない方。
ちょっと・・折角コメント頂いたのに、お礼ができなくて(笑)、
またもや言葉が詰まってしまいました(笑)

これも、以前にどこかで話したかも知れませんが・・
昔、(別れた妻の)義父氏が、
私の描いたものを使って“くれる”だろうという会社(というか団体)を
紹介してくれたことがあります。
そのときの一言がひっかかって、やはり言葉に詰まって(笑)、
結局お断りしたことがあります。
そのコメントが、
「一生懸命描いてあれば、何でもいいから」 です。
何でもいい、も、ひっかかりますが、
一生懸命描いてあれば・・・
一生懸命なら、小学生でも・・・? サルでも? イヌでも?・・・
私にはそうしか聞こえませんでした。


「○○さん(私)の画でお願いします」

こういう風に作品や仕事の依頼を頂くと、ぐっときませんか。
私はその度に胸にジワっときます。
なんてイイ響きなんでしょう(笑)
この一言は何にも増します。
何でもないアタリマエの一言ですが、
作家を殺したり、作品をダメにしたり、やる気を削いだりする言葉は多くあれど、
こんな簡単な言葉が逆に作家を喜ばせ、生き返らせもします。

結局、その作家をよく見ている人や、好きな人や、
仕事だと、デザイナーさんの求めるタッチに合っているとかでないと、
出てこない言葉なんですけれど。

でも、そうでない場合、
言葉の中にその人のデリカシーとかが伺えたりします。

私自身も、(こうして書いてても気にはしつつも、不安ですが)
間違った言葉を選んでないかな、とか、
相手の身になったらこの言葉はどう感じるかな、など
やはり考えてしまいます。

だから、不用意に発言しないよう、
例えば、他の作家さんだったりしたら、
できるだけ以前の作品を見たり、読んだりするようにします。
例えばインターネットなら、作家さんのHPくらいは見たり、
著作があれば、最低限、本屋で手に取るくらいはして・・
でないと、失礼になります。
まして、発言に「作品の批評」なんて含めるわけにはいきません。

自分でHPを開設してみて以来、私は
もしコメントなどを(掲示板なりメールで)もらったら、
少なくともその方のHPに行って、
できるだけ(というか全部)見るか読んでからでないと、
コメントを返さないようにしていました。
だいぶ以前ですが、その方の作品をよく見ないで発言して、
ご本人に訂正されてしまった失礼などがあったので。
本当に失礼ですよね。

最近はBLOGが多くて、さすがに過去のログまで全部は見られませんが、
少なくとも個々にある作品や目に付いた作品などは見て、
感想を述べてから自分の話なり、
頂いたコメントに返答するようにしています。

自身がHPを持っていない、日記やBLOGも公開していない、という方が、
上記のような、
「力作」というようなコメントをくださると、たいへん返答に困ります。

つまり、力がない、ということなのですね?と返したくなります。
別にその方を卑下しているわけではないのですが、
言われた以上、では佳作や傑作はどのくらいのものを指すのですか?と
問いたくなります。
まして、そうコメントされた方は、そういう作品を生まずとも、
そういう作品に触れたことはあるのですね?と聞きたくなります。
いえ、イヤミでなく・・・。

そうでなくても、やはり言葉は選んで欲しい。
しかし、こういうコメントをされる方は気付いてないもので、
やはり他にも似たような、
言葉を選び間違えたコメントを繰り返してしまうようです。
訂正を求めるのは難しいですね。

結局、若干素養というか、人間的な資質 (とはオーバーですが)
そういうものが言葉に出てしまっているので、
簡単には直らないと思います。
タイピングや誤植は致し方ないと思いますが、
本文の意図は希望やお願い風の文章なのに、
謙遜されたり、言葉が謙譲語風になってないどころか、
そこに命令形や縛りの語句
(~するべきだ、~してはならない、など)
が混じっていると、
非常に言われた方は困惑すると思うのです。
困惑、というか、場合によっては、
不快を通り越して、憤慨する場合もあるのではないでしょうか。

色んな方の文やコメントを見たりしていて気付くのですが、
不思議に思うのは、パソコンというものを使いながら、
なぜ誤植や言い間違いを訂正しないのか、ということ・・
まぁ、例えば一度投稿してしまうと削除キーや編集キーのない、
BLOGなどのコメントなどは仕方ないとしても、
訂正の可能なHPの文章などなど・・
なぜ、後から読み返さないのかな、とか。
なぜ、他人の文章を読んでいるのに、
自分の文章のおかしな点には気付かないのかな、とか。
そう言われたら自分はどう思いますか?と、
誰かが言っても気付かないか、無頓着なのか・・

前出の方は別の場所で他の人に(違うことで)訂正されていましたが、
やはりその後も基本的な間違いに気付いていないようです。
あまりご本人を傷つけたり興奮させても良くないのですが、
誤解で人を怒らせたりしないよう、はっきり申し上げた方がいいのでしょうか?
(実際に怒らせているケースもあったようですので・・
・・とは言え、直らなかったのですから、やはり言葉選び以前に、
その方の内面か何かの根本的な問題かもしれません・・・)

そう言っている自分も、
リアル面では実は人と本当に上手く付き合えない部分が多いので・・
妥協もできず、例えば数人でさえ集団がキライなので、
すぐ何人かの人といると空気を壊しがちなので、
協調性とかについては自分が一番勉強しないといけない、とは
わかっているのですが・・

やはり内面的な問題なのでしょうか。。

画も荒れてますので(笑;)、
また努力するように致します・・・・



Die Mauer
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