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2008/06/14

【inspire】新作までの途

色々一段落とか二段落とか中です・・(笑)


08061300


ものっそ(笑)お久しぶりになってしまいました。
サイトは1年半ほとんど直していませんで・・申し訳ありません。
描いてないわけではないんですけれど・・・

仕事で受けてるのと別に、自作の新作がここ1年ほど、
どうにも満足のいくものができませんで・・
相当自身、悩んでおりました。

久しぶりの新作です。
正真正銘の新作になると思います。
もう数作ありますが、
いずれも今度こそ、ある程度満足のいく、
「完成」作になると思っています。

実は1年以上、まともに完成を見ませんで焦っておりました・・・


以前の、サイトに置いてあるものの半分は売れてしまいましたし、
古い作品でUPしてないものもあるのですが、
何よりわざわざUPするほどの出来でもなく・・
むしろ、古い作品はいっそ整理してしまいたくなってもおります。
出来もさることながら気に入らないものも中にはありまして、
失敗作は論外で元々掲載してないのですが・・
今更デッサンとか云々でおいおい、ってものを
いつまでも大事に置いておくのは懐古ノスタルジー以前に
作家としてどうなんだ、と・・(笑;)
恥ずかしくないのか、と・・・(笑;)

いい意味で技術が伸びてるのか目が肥えたのか、とか
そんな以前に元が未熟なのが今更歴然としてきて、
じゃあ描かなきゃ!と意気だけは上がるのですが、
いかんせん「オイオイ」ってものを描けない圧力で、
手元も震えておぼつかない。
新作新作、と気ばかり焦っては駄作・失敗作の繰り返し・・・

机の引き出しが捨てなかった稚拙品で満タンです。
破らなかったにしても、見るのも憚られます。
それでもいったん引き出しに仕舞うのは、
「明日明後日にでも見たら、もしかして
 まぁなんとかなるんじゃないの?な作になってるのでは・・」
という淡い期待のせいでした。が・・
・・・ダメでした(笑)

描けない、と言えば、描けない・・のですかねぇ。
描いてないわけではないので、スランプ?ではないんでしょうけれど。
(描きたいわけですし)
依頼のものとか、似顔のようなものは努めてカタチにするのですけれど、
(なぜかそういうものは失敗しないんですよね(笑))
自分の作品、と気負ってるせいなのか、
最初にガっと上がっているテンションや調子が、
途中でガクっと萎えてしまったりするのです。
右目が気に入ったのに、左目がダメ、とか、
カタチを整えようとして鼻が長くなったとか、顎を削り過ぎた、とか・・
そんなことの繰り返しで。
同じものを描き直すとまぁまぁ良くなりますが、
それでもどこか何となく気に入らない・・・

ツマラナイ画なんですね。
訴えてくるものとか、アイロニーとか、・・
色とか、艶(ツヤ)がない。

今まで色々な方から私の絵に頂いた感想を振り返りますと、
ある方には、「キレイ」だとか、
ある方には、「ヤラシイ」(男性視線で)とか(笑)、
ある方には、「美しい」とか、
ある方には、「色っぽい」とか、
また「カワイイ」とか・・・

男性が描く男性らしい画、との意見も頂きますし(女性から)、
また一方で同じ女性の方から、「女性的だ」という意見も頂きます。

そのいずれもですが、色とか艶。
それから、ある方に頂いた「退廃的」。
そういうところがなんとなく垣間見れなくなってしまっているのです。

随分考えました。
ちょっと外国の方にウケたから、値が付くようになったから、などと
驕っているのかな、とか。
妙に自信をつけてしまって、足元のおぼつかないことを忘れていないかな、とか。
(デッサンのデの字の、その下地すらもいい加減ですのに)

描く時に、なんとなく描いていないか、
画面に向かって、気を研ぎ澄ましてしないのではないか。
漫然と、描けると思っていないか。惰性で手を動かしていないか。

肖像相手・・というか、モデルを見て描いていますので、
多くがその素材である写真や人物の雰囲気に拠っています。
ですが、それが自分の手で違うものに変わる、ということを、
描けばそうなるだろう、と、どうも勝手に過信していたようです。
変わらないどころか、素材以下のモノにしかならなくなってしまったのですね。

描かないと話にならないのでとりあえず描くのですが。
その「とりあえず」がいけなかったのか。
何しろ長いこと描けない、完成しない、で悩んでおりました。

結局、何がいけないのか分からなかったのですけれど。
(未だに悩んではいるのですが)

例えば素材からとか、画の全体像は感じているのです。
ところが、描いていて出来上がる内に盛り上がっていく、
その盛り上がりというか、確かな感触や手応えといったものが、
やればやるほど段々遠のいてしまっていくのです。

inspiration (インスピレーション)という言葉がありますが、
まさに霊的な感覚は掴みようもなくて。
一方で、
instinct (インスティンクト=直感、才能)は信じて疑わないので(笑)、
描けば、進めていけばなんとかなるだろう、と思う・・・
思う内に、オヤ、違う、アレ、オカシイ、・・
で、最初のデッサンの狂いのせいにしたり、
制作中の、耳にしている音楽のせいにしたり(笑)
果ては素材やモデルのせいにしたり・・(最低です(笑;))

描いているときは、頭の中が真っ白になったりします。
もの凄くお腹が空きます。
大体3時間も描くと急激に空腹感が襲ってきます。
5~6時間以上、連続してペンを握りますと、手も麻痺してきます。
描いている間、その白い頭には色々ツマラナイことも浮かんできます。
それは以前も今も変わりません。
だから、楽しいことを考えたり、情熱の眼差しを注いだり、という感じも
必ずしも過去に要したとは思えません。
そういう苦行のような過程は変わらず、
それでできるのだから、と完成を信じます。
しかし、サインのできた(満足して完成、とした)作品は
とうとうこの1年以上で、1枚もできませんでした。

他所様の絵や諸々の作品、
映画を見たりとか、
ネットで他の方の作品に触れてみたり、とか。
さまざまやってみました。
全く違うことに没頭したり、あえて描かなかったり・・
そのいずれも上手くいかず、描けばダメ、で、
自身のみならず他人の作品やWEBサイトなどを見るのすら、
本当に苦しいときもありました。


それで、今週・・・
合間をぬって立て続けに数枚描きました。
(とは言っても、この作画の作業についてだけは、相当完成間近でない限り、
晴れた日の日中、太陽が出ているときでないと出来ないんですね。
何せ線が細いので、蛍光灯の光などの明るさではダメなもので・・・)

そこで、はた、と・・・
分かったとかいうわけでも、解決をしたわけでもないのですが・・
(案の定、失敗もあったのですが(笑))
はた、と気付きました。

ちょっとだけですが。
そうしたら、それなりにそれなりのものが見えてきました。

今日のは、そういう画です。

まだ途中ですが。

直す直さないの箇所以前に、
あ、そうそう、これこれ、
ということを思い出しました。


感覚ですね。感触。

これ、という「感じ」。

あえて言うなら、inspire (インスパイア=刺激)ですね。


自分の中に、ギュ~~っていう怒りというか、
何か溜め込んだ怨念とか恨みとか憤りとか鬱屈とか憤懣とか、
そんな中の奥底の方にある、慈しみや優しさ。
愛。
孤独の音。
生きる、という声。


なんというか、そういうものが足りなかった、

ちょっと忘れていたのを、

思い出しました。




頑張ります。
[ART] -絵・アート-