FC2ブログ
2009/08/16

終戦記念日

「アッツ島玉砕」 藤田嗣治氏作 (資料的掲載に問題ある場合お知らせください)
「アッツ島玉砕」藤田嗣治 (国立美術館所蔵) (東海大学教養学部鳥飼研究室様

8月15日は終戦記念日でした。

モノを描く人間にとってだけでなく、なんぴとにも忘れ得ない日です・・。


原爆の投下された日は黙祷したのですが、
昨日(15日)は日中、朝まで作業していたために、
その後暑さにうだりながら眠ってしまったので、
ついうっかり起きぬまま過ごしてしまいました。

戦没者の方々へは、何年経ちましても哀悼の意を捧げます。

新聞に靖国神社の一日を記した記事が載っておりました。
小泉・安倍両元首相の参拝やら、軍服の方や右翼の方、
白鳩の会の方や、外国の方や、年配の方や若い方らの記事・・・
広島で「核武装せよ」演説をされた幕僚長の方も来てらしたそうですが、
その辺の話は置いておいて・・・

一方で、東京大空襲では、
隅田川にたくさんの方が飛び込んで亡くなられた様子も新聞にありました。
墨田公園の両岸では、その遺骸の埋葬に土を掘り返したせいで、
ミンミンゼミがいる方と、全くいない方とがあるという話とか・・・
それから、戦災孤児の方の話ですね。
両親を失って、皆が食べるのに困窮している時節、親戚宅で辛い思いをして、
耐えられずに飛び出し、やがては餓死していった幼子たち・・・

戦争反対とは4文字で簡単な唱え文句ですが、
個人的に私は、これを凄く難しいスローガンだと思っています。
戦争を生んだのは誰なのか、何なのか。
戦争とはどこで誰が、何のために人を殺しているのか。
そういう意識は、国や民族が一丸になって、大きな流れに向かっているとき、
どんどん見失われていってしまうものです。
戦争中にはそれこそ、戦争反対、なんて叫べません。

靖国参拝がいいのか、国立追悼施設建設がいいのか、
そういう話は対外政治的な関係でよくわかりませんけれど。
私は黙祷しますが、靖国参拝には行っていません。
戦争は体験していませんが、戦争行為には反対です。
防衛と言う名の武装が将来の禍根になる遠因だと断言しませんが、
自衛隊の存在には否定派です。

そう言っているけれど、国民がお国のために戦っているのだぞ!と
背中を押されたら・・・
自分は戦地に行くんじゃないかなあ・・と思います。
しかし、兵隊には行こうと思っても、
国威・民意高揚のためのポスターやら、チラシやら、カードやら、
反英米チラシやら・・そういうものを描くのは自分にはできないです。
戦時中に「戦争絵」を描いた画家が、生涯それを自身の作品として
リストに入れさせなかったのが分かる気が致します。
(それでも藤田嗣治氏の「アッツ島玉砕」はすごい絵です。
※先の【コチラ】に小磯良平氏から「ゲルニカ」まで、錚々たる戦争の絵を見ることができます)

そうならないように、(自分の子供を戦地に行かせて人殺しに加担させたり、
みなしごになって路頭で飢え死にさせたりさせないように)
民意が操られて、間違った方向に行かないようにしたいです。


そういう作品を描かないと駄目ですね。



萌え絵描いてるときにそんな記事を読みますと、胸が痛いです(笑)
[Column] -想うこと-